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尺八の録音 ~編集、そしてCDへ~

 尺八を少し吹けるようになってくると、次に「自分の音を客観的に聴いてみたい」や「上手い人の演奏を録音して参考にしたい」という欲求が生まれてこないだろうか?しかし、「どうすれば録音できるのかわからない。難しそう」そんな気持でなかなか手が出せずじまい。そういった方の助けとなるべく、簡単でしかも強力な録音方法を紹介していきたいと思う。」

第3回:録音したものをパソコンへ

 前回までで録音をしたと仮定して、次に編集に移るための重要な作業「パソコンへの取り込み」について解説したいと思います。パソコンに取り込むための大まかな方法は、①カードリーダーを使う、②録音機本体から取り込む、の2通りです。それでは解説していきましょう。

①カードリーダーを使ったパソコンへの取り込み

尺八の録音方法。カードリーダー 尺八修理工房幻海 まず、カードリーダーとは記録メディアを読み込む専用の機械のことです。記録メディアとは、録音機で使用したSDカードや携帯電話に使われているマイクロSDカード、デジカメなどのコンパクトフラッシュ、USBカードなどの様々なものの総称です。そして、カードリーダーとは、そのように様々ある記録メディアを読み込むためにあるのです。価格は、だいたい1000~2000円といったところのもので、そんなにも高価な物ではありません。一台あると色々なものに対応できるので便利です。

 このカードリーダーがある場合は、パソコンへの取り込みは非常に簡単です。録音機から、SDカードを抜いて、カードリーダーに差込み、パソコンを立ち上げるだけ。そして、マイコンピューター内にある「ローカルディスク(F) ※仮に」の中にあるデータをパソコン内の任意の場所にコピーすればいいだけです。
 唯一、気をつけないといけない点があるとすれば、SDカードをカードリーダーから抜き出す時です。パソコンを起動しているのならば、デスクトップ画面右下にある緑色のアイコンをクリックして「ディスクの安全な取り外し」を押します。不安な場合は、パソコンを消してから取り外すようにすれば問題はありません。

録音機本体から取り込む

尺八の録音方法。USBケーブル 尺八修理工房幻海 さて、カードリーダーを使わない場合。こちらは録音機から直接パソコンへ取り込む方法です。この場合、USBケーブルのABタイプ(ケーブルの片方が小型でひしゃげた形のもの)がいります。これは、デジカメなどによく付属されていますし、家電量販店でも単品で売っています。店員さんに聞いてください。

尺八の録音方法。H4からパソコンへのデータ移動 尺八修理工房幻海 パソコンを起動している状態で、録音機本体+ケーブル+パソコンをつなげます。すると、勝手に録音機が起動します。これは、パソコンからUSBケーブルを経由して電源をもらっているのです、特に不具合などではありません。すると録音機の画面に「Audio I/O」というのと「Connect to PC」という文字が出てきます。このうちの「Connect to PC」という方を選択します。意味はそのまま「パソコンに繋ぐ」です。ちなみに「Audio I/O」というのはH4を「オーディオインターフェイスとして使いますか?」という意味ですが、特に使う必要はありませんので、説明は割愛します。
 この「Connect to PC」を選択し、しばらくするとパソコンに読み込まれます(読み込まれない場合は、一度ケーブルを抜いてもう一度手順を繰り返してください)。そして、読み込まれたファイルからデータをパソコン内の任意の保存場所にコピーすれば完了です。

と、パソコンへ取り込む方法は上記2通りになります。さして難しくないと思いますので大丈夫でしょう。解らない場合は、付属の解説書を読んでもらえれば、同じような事がかかれているかと思います。

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