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楽曲解説 -ア行-

 邦楽の様々な楽曲の由来や解説などを知り、より演奏を楽しむ為の考察です。

一定(イチジョウ)

 尺八独奏曲。杵屋正邦(キネヤセイホウ)作曲の現代邦楽曲。曲相は、悦びも悲しみもそれひとえに一定と、人生の流転を表現している。
 作曲者はもともと長唄の三味線方および作曲家と活動しており、尺八奏者ではないがその本質をしっかりと理解し、尺八の魅力を余すことなく表現されている。曲は本曲と民謡どちらの雰囲気も併せ持つ。人気の楽曲。

一定=確かにそう定まっていること。

織田信長公:「死のうは一定」
人間五十年 化天の内を 比ぶれば 夢幻の如くなり
一度生を享け 滅せぬもののあるべきか (敦盛の一節)

杵屋正邦=本名 吉川博久。1914~1996年
 作曲家、現代邦楽作曲家連盟会長。幼少より父親である杵屋正四郎に長唄を教わり、歌舞伎などの三味線方として演奏活動に従事。その後、昭和15年頃より作曲をはじめ、乗松明広より洋楽の作曲技法・楽理などを学ぶ。作曲数は数百数千に及び、器楽から舞台音楽、劇中歌まで幅広く、さらに洋楽・邦楽と多岐に渡る。紫綬褒章、勲四等旭日小綬章。

その他のア行の楽曲

相生の曲 葵の上 青柳/新青柳 秋風の曲 秋田 秋の曲 秋の言の葉 秋の調 秋の山唄 秋の夜 曙三谷 曙鹿の遠音 曙菅垣 曙調 朝風 朝戸出 朝の海 朝緑 芦刈 葦の調 阿字 阿字観 飛鳥鈴慕 吾妻獅子 吾妻獅子(地歌) 綾衣 菖蒲浴衣 新玉の曲 有馬獅子 あれ鼠 葦草鈴慕 十六夜日記 五十鈴川 伊豆鈴慕 磯千鳥 磯の春 磯節 一定 五木の子守唄 一息 稲上げ唄 今小町 祖谷の粉挽唄 岩清水 浮舟 臼の声 宇治巡り 歌恋慕 打替虚霊 打盤 海辺の夕映 梅の月 梅の宿 浦霞 回向 江差追分 越後追分 越後三谷 越後獅子 越後鈴慕 越中おわら節 越天楽 恵傳楽 江戸土産 扇盡 奥州流し 王昭君 近江八景 大内山 岡康砧 翁の曲 お立ち酒 尾上の松 朧月曲 朧月夜

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