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楽曲解説 -カ行-

 邦楽の様々な楽曲の由来や解説などを知り、より演奏を楽しむ為の考察です。

桐壺(キリツボ)

 尺八と箏の合奏曲。源氏物語五十四帖のうち、第一帖の「桐壺」を題材に中村双葉(ナカムラソウヨウ)が明治時代に作曲、歌詞は沢井孝子。王朝時代の華やかさと桐壺の女御が宮中を去る哀愁を漂わせたもの。
 尺八は6寸管チ一、箏は雲井調子で一は五の乙、巾は九の甲。

限りとて 別るる道の 哀しきに
いかまほしき 命なりけり
たいえきの 池の芙蓉(ふよう)か 未央宮(みおうきゅう)
しだるる柳 花鳥の
色にも音にも 疑うべき
かたなき人の たのめなき
浮世の風に おぼつかな
玉の緒 絶えて久方の
天にありては 比翼鳥
枝を連ねん 現世(うつしよ)の
契りも悲しき 秋の夜の
降る露よりも いとどしく
涙の袖や ほすよしもなき

桐壺:
 もともと身の高くない出自であるが、帝に寵愛され、その為に他の女御や更衣、またそれらを後ろ盾する有力貴族らから疎まれ、心身ともに嫌がらせを受ける。
 帝の第2皇子(光源氏)を出産するも、正式な女御にも取り立てられず、病気がちを理由に里下りにされ、その直後に亡くなる。
 女御にも取り立てられなかった帝からは、従三位を追贈され、皇子は帝のもとで育てられるが、元服後に臣籍に下らせて源姓を与えた。彼は、その美しく光り輝くような容姿から光君と呼ばれるようになる。

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