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楽曲解説 -サ行-

 邦楽の様々な楽曲の由来や解説などを知り、より演奏を楽しむ為の考察です。

狭衣(サゴロモ)

 地歌筝曲、手事物「三つ物」。作曲は市原検校(イチハラケンギョウ)、作詞は御堂上方(オンドウジョウガタ)。寒気が沁みる秋の夜に移り気な男心に涙する女性の心を唄った詩。題名は、平安期の作り物語の「狭衣物語」より。

独り思ひを 枕に語り
せめて頼みの 夢さへも
麻の狭衣 うち冴えて
いとど寝られぬ 秋の夜の
更けて砧(きぬた)の 音かと聞けばな
月ぞ知らする 我が涙
片敷く(かたじく)袖の 千々に悲しく
眺めしに 我身の秋はな
さつと妻戸 時雨はいやよ
袖の涙の 露の乱れ髪
言ふに言はれぬ 我が思ひ

市原検校=生没年不詳。1650余年~1700余年
江戸で活躍。長歌発展に努め、歌舞伎の長歌三味線の祖とも。代表曲に狭衣、四季、手枕など

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