楽曲解説 -タ行-
邦楽の様々な楽曲の由来や解説などを知り、より演奏を楽しむ為の考察です。
竹雪の曲(チクセツノキョク)
地歌筝曲、明治新曲。明治40年に大阪の菊塚検校が作曲、歌詞は勅題の雪中の竹の和歌4首より。明治40年の発表後には「千代田の調 竹雪の曲」と呼んでいた。
形式は、前奏前唄-まくら・手事・チラシ-後唄となっており、調子は少し変ったものを使っている。
この上に 幾重降り添ふ 雪ならん
たかむら高く なりまさりつつ
夜のほども 嵐はたえて 呉竹(くれたけ)の
雪しづかにも あくる空かな
降り積もる 間垣の竹の 白雪は
世を寒気さの 思いやれおそ
限りなく 君の恵みの こもるらん
竹の葉山に 降れる初雪
その他のタ行の楽曲
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