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楽曲解説 -ハ行-

 邦楽の様々な楽曲の由来や解説などを知り、より演奏を楽しむ為の考察です。

ホーハイ節(ホーハイブシ)

 青森県津軽地方に伝わった民謡で盆踊りなどの際に唄われていたという。日本民謡の中では他に例のない裏声を使うところから、元はアイヌで唄われていたものが伝聞したのではないか、と考えられている。何となく曲調がひょうげていて面白い。
 ホーハイは囃子言葉で意味は不明。また歌詞の一部には同地方にない地名などもあることもよくわからない。あるいは、もとはアイヌ語からきているものを無理やり日本語に当てはめたのかもしれない(「ホーハイ」が「ホパラタ※」、など)。東北の狩猟者であるマタギとアイヌの間には似通った伝統や猟の方法、伝承が多い。

婆々(ばば)の腰ァ
ホーハイ ホーハイ ホー
曲がったナーエ
曲がった腰ァ直(の)らぬ

稲の花
ホーハイ ホーハイ ホー
白いでぁナーエ
白い花が 実る

愛宕山ァ
ホーハイ ホーハイ ホー
高いでナーエ
吉田町や 長い

※ホパラタ(オパルパ):
 アイヌに伝わるおまじないの一つで、外敵や獣(ヒグマなど)、悪霊などに出会った際に着物をまくって陰部を露わにすることで邪気や悪鬼を払うという。北海道南部ではホパラタ、北海道北部ではオパルパという。アイヌでは陰部や汚いものなどには特別な魔力があると考えられていたという(例、幼名にあえて珍妙な言葉をつけたりなど)。
 同じような言い伝えが青森県にもあり、山で熊に出会った時には着物をまくって陰部を見せると熊が逃げるという。それを「ほうはい」と呼ぶらしい。

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