楽曲解説 -ヤ行-
邦楽の様々な楽曲の由来や解説などを知り、より演奏を楽しむ為の考察です。
夕月(ユウヅキ)
都山(トザン)流の本曲。1927年4月に初代中尾都山が作曲したとされている。二部合奏で二段構成の曲。1段は4拍子で本曲らしい旋律だが、2段は3拍子を使用した新日本音楽を意識した作りになっている。初夏の山の端にかかる涼しげな夕月を1段が、それを観る人の喜び・さわやかさを2段があらわしている。1段と2段はまるで別の曲のようで、正直なところ2段がなければいいのにと感じてしまう。
参考音源:都山流 夕月(提供:鶴田馨山氏、公開曲リスト)
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