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尺八・虚無僧、ゆかりの地

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弘前城(ヒロサキジョウ) 別名:鷹岡城、高岡城

 青森県弘前市にあった城。江戸時代に初代弘前藩主・津軽為信(ツガルタメノブ)、2代藩主 信枚(ノブヒラ)によって建造され、津軽氏が居城し弘前藩の藩庁が置かれていた。途中、9代藩主の津軽寧親(ツガルヤスチカ)によって改修されている。天守や櫓などが現存し、また城跡は国の史跡に指定され、日本の城100選にも選ばれている。

青森県弘前城01 尺八修理工房幻海 弘前藩津軽氏4万7千石の居城として、津軽地方の政治経済の中心地。城は津軽平野に位置し、城郭は本丸、二の丸、三の丸、四の丸、北の郭、西の郭の6郭から構成された梯郭式平山城である。つまり、戦国以後に作られた、防御と政庁としての役割を備えた城である。創建当初の規模は東西612メートル、南北947メートル、総面積385,200平方メートルに及んだ。現在は、堀、石垣、土塁等城郭の全容がほぼ廃城時の原形をとどめ、8棟の建築と現存12天守に数えられる内の天守1棟が現存する。

 尺八との関係は、虚無僧として行脚していた根笹派の僧がここに立ち寄り、9代藩主 津軽寧親に気に入られ、藩公認の尺八と認めれらたことに端を発する。当時は、御家流・大音笹流などと呼ばれ、武士のための尺八として独自の発展を遂げた。
※ 詳しくは、楽曲解説の根笹派錦風流を参照のこと、参考音源を各曲項目で聴く事ができる。


※ 参考音源 根笹派錦風流松風(0:00~松風調、1:35~本曲)

 城の周りには市民公園が設けられており、園内に植樹された桜が見事で、ゴールデンウィークには弘前さくらまつりが行なわれ日本全国から観光客が訪れる。なお、同園は日本さくら名所100選、人と自然が織りなす日本の風景百選などにも選ばれており、城と自然の風景が非常によい景観を作っている。

住所:青森県弘前市大字下白金町1-1
アクセスには、弘前駅前から土手町循環バス(10分間隔で運行・10:00~17:00)乗車15分、市役所前下車後徒歩約3分

弘前城とその近郊 -風景写真-

※写真をクリックで拡大表示します。