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尺八修理工房幻海 『 生きる尺八 』

京都竹カフェというものに参加する事になりました。 2013/3/30

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置竹林。家の補強材料や様々な生活雑貨。日本人の生活には、古来より竹が密接に関係していました。その為、町々や民家のすぐ側に積極的に竹を植樹し増やしていたのですが…。現代社会では、それに変る材料としてプラスチィックなどが多く浸透していき、今や竹は忘れられたものとなりつつあります。しかし、それでも竹林は存在し続け、藪は荒れ果て、景観を損ねたり、酷い場合には民家に迫ったりと諸々の問題が顕在化してきています。そんな問題に真っ向から取り組み、今一度、竹を有能な資源へと復活させようと、様々な研究者・NPO・ボランティアが集まるのが京都竹カフェです。

 僭越ながら、私もその一員として竹の魅力を伝える為に竹フォーラムで尺八の演奏と楽器の解説をさせていただくことになりました。一番槍として、来場者に喜んでもらえるようにがんばりたいと思います。

京都竹カフェ2013表、尺八修理工房幻海     京都竹カフェ2013裏、尺八修理工房幻海

※ 画像をクリックで拡大、詳細画像を見ることができます。

 実は、この他にも地元の自治会での演奏会が3/28(木)にあります。演奏曲は、古典本曲から懐メロ、民謡、三曲と様々で独演会ですが、がんばって来ていただける方に楽しんで頂こうと思っています。

【追記】
 この週は大変でした。演奏会と竹フォーラムが連続し、しかもその間も修理の依頼やら注文やらなんやかんや。というよりこの月自体が忙しく、やっと一息ついた具合です。ですが、がんばったお陰もあり、自治会での演奏会は過去最高の入場者数となり、虚無僧の格好をしたり、塩ビ管を近くのホームセンターで数百円で作れるなんて話をして、みなさんに大いに喜んでもらうことが出来ました。竹フォーラムのほうも少し毛色が違いましたが、好き放題しゃべらせていただき、当初の予定時間を少しオーバーしてしまいました。
 どちらの会もこれを機に少しでも尺八に興味を持っていただけたらいいですね。こういったことを地道にしつつ、尺八振興に取り組めたらと思います。

尺八の展示会 2013/11/29~12/1、2014/11月末~

 地元の自治会館で様々な分野の芸術活動をされている方の作品展(彫刻・書道・絵画など多数)があり、私の作った尺八も展示してほしいとのご依頼をいただきました。折角のご依頼ですので、遊び心で造った歌口・クジラの歯、管尻の音締めに螺鈿を入れた2尺管と対比させる為に5寸あたりを展示したいと思います。あとは復刊予定の「琴古流尺八本曲譜(三浦琴童譜+一閑流譜)」などもあわせて展示する予定です。