尺八の修理・販売 尺八修理工房幻海
Shakuhachi Repair Studio[SRS]GENKAI
Bamboo Flute Atelier Unlimited
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大阪市の天満橋近郊にあるお寺で、宗悦流の創始者である近藤宗悦(コンドウソウエツ、別号に道信)の墓所がある。
近藤宗悦は、幕末の九州長崎の出身で、もとは中国笛を良く吹いたことから当地では「チャルメラ宗悦」と呼ばれるほどだった。長崎松寿軒の影響もあったと思われる。
それが、京都へ上り、京都明暗寺(明暗真法流)で尺八を学び、徐々に盛んになってきていた三曲とよく結んだことで、関西一円で風靡する宗悦流という一流派を興すにいたった。その隆盛振りから尺八長者とも呼ばれていたという。
しかし、幕末の動乱期には、京都明暗寺で33世首座・玄堂観妙とともに尊皇攘夷思想に傾倒し、勤皇党として各地の維新志士(天誅組など)と京都を繋ぐ連絡係として暗躍した。
1867年に大阪伊丹近郊で没、死因は不明。46歳であった。
善導寺は、元は大坂三十三ヵ所観音巡りの札所であり、現在は大阪新四十八願所阿弥陀巡礼の第8番札所でもある。由緒あるお寺であったが大阪大空襲により寺内・寺宝は焼失。1955~1977年にかけて少しずつ再興された。
このお寺は、江戸時代を代表する町人学者であった山片蟠桃(やまがたばんとう)の墓所でもある。
住所:大阪市北区与力町2番5号
アクセス=地下鉄堺筋線「南森町」駅より徒歩5分