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楽曲解説 -サ行-

 邦楽の様々な楽曲の由来や解説などを知り、より演奏を楽しむ為の考察です。

さんさ時雨(サンサシグレ)/
会津目出度(アイヅメデタ)/
ショーガイナ/

 宮城県仙台地方を中心に、福島県の相馬や会津地方、岩手県水沢、山形県東部と広い範囲に渡って伝わっている民謡で祝儀曲。もとは手拍子のみであったが、明治時代ごろから三味線などで伴奏がつくようになった。山形では「ショーガイナ」、福島では「会津目出度」と呼ばれる。
 由来は諸説あり。一説には、戦国大名の伊達正宗が会津の葦名義広を打ち破った摺上原(すりあげはら)の戦いで、将兵がその戦勝を祝して歌いだしたとも。また、もとは室町時代ごろに全国に広まった小唄の一つが奥州地方に伝わり残っていたもので夫婦の仲睦まじい姿を描いている、ともいわれている。
 「さんさ」とは囃子言葉の一つ。時雨は、秋の終わりから初冬にかけて降ったり止んだりする雨のことで、冬の季語でもある。「ショーガイナ」は「そうかいな」といった軽い相槌。

さんさ時雨か 茅野の雨か
(ハァー ヤートーヤートー)
音もせで来て 濡れかかる
ショーガイナ
(ハァー メデタイ メデタイ)

この家座敷は 芽出度い座敷
(ハァー ヤートーヤートー)
鶴と亀とが 舞い遊ぶ
ショーガイナ
(ハァー メデタイ メデタイ)

雉子の雌鳥 小松の下で
(ハァー ヤートーヤートー)
妻を呼ぶ声 千代千代と
ショーガイナ
(ハァー メデタイ メデタイ)

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