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楽曲解説 -タ行-

 邦楽の様々な楽曲の由来や解説などを知り、より演奏を楽しむ為の考察です。

太平楽(タイヘイラク)/
武昌破陣楽(ブショウハジンラク)

 雅楽曲、唐楽(左方)で4人舞いの舞楽曲、「朝小子(ちょうごし)」「武昌楽(ぶしょうらく)」「合歓塩 (がっかえん) 」という3つの曲をそれぞれ「道行(序)・破・急」としてまとめて演奏する大曲。平調子(E、律旋法)とことなり、調子は平調(E)を基音としているが、呂旋法の太食調(たいしきちょう)となっている。戦勝を現した武の舞いで、鎧兜や太刀を持って舞われる。五破陣楽(※)の一つとして別名に武昌破陣楽(ぶしょうはじんらく)とも。非常におめでたい曲とされ、現在でも天皇の即位の礼では必ず舞われるという。
 『続日本紀』の中の記録によれば「702年1月15日に太極殿で五常楽と太平楽が奏された」とあることから、尺八が日本で演奏された一番古い記録の残る曲の一つだといえる。ただ、文徳天皇(在位850~858年)が内裏に移るのに合わせ、左近衛府で作られたともいわれている。

※五破陣楽=
皇帝破陣楽、秦王破陣楽、武昌破陣楽、散手破陣楽、陪臚破陣楽の五曲。このうち、皇帝破陣楽、秦王破陣楽の2曲は途絶え(あるいは伝来せず)、武昌破陣楽は太平楽、散手破陣楽は散手(さんじゅ)、陪臚破陣楽は陪臚(ばいろ)として残っている。

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