Top -トップ->Study -尺八の考察->-楽曲解説->-木枯-

楽曲解説 -カ行-

 邦楽の様々な楽曲の由来や解説などを知り、より演奏を楽しむ為の考察です。

木枯(コガラシ)

 都山流本曲。初代中尾都山が大正12年11月に作曲。関東大震災後の灰燼と化した東京の物悲しさ、厳しさを木枯しに例えたとされる。
 木枯しとは秋の末から冬の初めにかけて吹く強く冷たい季節風の一種で、木の葉を散らし、枯らすことから木枯しの名を持つ北風のことである。この木枯しは吹いた風が戻ってこずに北へ旅立っていくことから、大切な人や思い出が帰ってこないということにもしばしば例えられる。別字に凩。
 楽曲にはもみ手や回しユリを利用し、一陣の風が通り抜けていくかのような荒々しさと高音の緊張感、後に残る物悲しさを現した見事なものである。西洋的な音楽表現と東洋の本曲的要素が組み合わさった名曲。季節は晩秋から初冬。

その他のカ行の楽曲

海棠 楓の花 覚睡鈴 神楽初 影法師 鹿児島浜節 かざしの雪 楫枕 桂男 門付 門開 通う神 唐衣 刈干切唄  寒砧 寒月 観月曲 巌上の松 恭敬之御曲 感心ヂ 岸の柳 北国鈴慕 狐火 砧巣籠 九州炭坑節 九州鈴慕 清姫 京鈴慕 桐壺 琴三虚霊 銀世界 吟竜虚空 虚鈴 供養之御曲 雲井獅子 雲井調 雲の峰 鞍馬山 黒髪 黒田節 芥子の花 玄如節 慷月調 虎嘯虚空 小鍛冶 木枯 虚空 小督の曲 湖上の月 五常楽 五常千秋楽 御所車 小簾の戸 五段砧 小蝶曲 雁音柱の曲 コスモス 寿競べ 寿調 小諸馬子唄 五郎時致 転菅掻 狐会 金剛石

尺八製管・販売、その他周辺アイテムなど、尺八修理工房幻海

文字サイズ拡大

観づらい場合の文字サイズ
拡大方法はコチラから

尺八に問題が?

練習してるのに・・・
どうも吹きにくい

修理・お見積りのお問い合せ、尺八修理工房幻海

 毎日、尺八を練習しているのにどうも上手く音が鳴らない、鳴り辛い・・・もしかしたら、尺八に問題があるのかもしれません。そんな時はプロに相談。あなたの尺八に問題がないか調べます。お問合せへ

尺八を始めよう!

各地の稽古場・
 教授者の紹介