楽曲解説 -カ行-
尺八様々な楽曲の由来や解説などを知り、より演奏を楽しむ為の考察です。
五常楽(ゴショウラク、ゴジョウラク)
雅楽曲、唐楽(左方)で舞楽及び管弦曲、平調(E)律の小曲、序破急と曲が残っていることは雅楽曲の中でも珍しい。舞楽としては4人舞いの平舞で、調子・品玄(ぼんげん)で舞人が登台(とうだい)し、当曲(五常楽)でもって舞い始める。
伝説では、名君と名高く、芸能にも堪能であったという唐の太宗(李世民)による作だと云われている。五常とは仁・義・礼・智・信を現し、それを五音である宮・商・角・徴・羽に当てはめているところから五常楽と呼ぶ。
『続日本紀』の中の記録によれば「702年1月15日に太極殿で五常楽と太平楽が奏された」とあることから、尺八が日本で演奏された一番古い記録の残る曲の一つだといえる。
その他のカ行の楽曲
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