練習法・吹き方
幻海お知らせブログの方で過去に紹介した、尺八のさまざまな吹き方や練習法を少しまとめていきたいと思います。初心者にもできるだけ解りやすく、経験者にとっては目から鱗な上達法。ほんのちょっとの練習の仕方だけで、どんどん尺八が上手くなります。
尺八の吹き方、色々~ユリから特殊技法まで~⑤
古今東西で発展してきた尺八の様々な吹き方を分類し、紹介したいと考えている。参考音源も用意する予定。
【その他・未分類群】
サスリ 吼声(獅子吼) 鼓打ち 横笛吹き 倍音奏法
参考音源:その他・未分類群(1尺8寸:地無し幻海)
サスリ:
指孔をサスル様にすることで独特の連続音を出す方法。ノヴェンバーステップスで奏され、現代曲でも使用されることがある。
吼声:
普通に吹くのではなく、トランペットのように吹くことで太い音を出す。現代曲や海童道曲で使用されることがある。
鼓打ち:
尺八を方に抱え、管尻を鼓を打つようにして打楽器音を出す。指孔の閉じ具合で音が変わる。
横笛吹き:
横笛を吹くように4孔を歌口として吹く奏法。観客にインパクトを与えることが出来る曲芸吹き。
倍音奏法:
基本音ではなく3倍音を出す奏法のこと。例えば、ロの3倍音=甲チと同じ音がでる。初心者が意図せず出すことが多いが、上級者は意図的に出すことができる。邪道とされるが知っていて損はない。
ボイス・パーカッション(ヴォーカル・パーカッション):
口や息遣いなどで、打楽器のような音を出すことで、尺八を当てつつ指孔の開閉も利用して、このボイスパーカッションを行なうことで、打楽器の替わりを行なうこともできる(ただしマイクなどで音量を増幅する必要がある)。
こちらの記事をはじめ、尺八の練習方法や管理の仕方などについて、詳しくは「まるごと尺八の本(葛山幻海 著)/¥1600」に記載しています。よかったらそちらも参考になさってください。
稽古・出張稽古・講習会など
直接、尺八を習いたい話しを聴きたいといった方もおられるかと思います。近郊の方であればお稽古に来ていただければと思いますし、遠方の方であれば出張稽古や講習会などを行なうことも可能です。興味があればご覧ください。[稽古・出張稽古・講習会など]