楽曲解説 -ナ行-
邦楽の様々な楽曲の由来や解説などを知り、より演奏を楽しむ為の考察です。
波間鈴慕(ナミマレイボ)
琴古流の本曲、裏十八曲の一曲。鈴慕の一種。もとは、鈴法寺末で長崎にあった虚無僧寺・正(松)寿軒(ショウジュケン)に伝わっていた鈴慕。一計子より黒沢琴古に伝来したと琴古手帳に記されている。
波に揺られているようなユリや飛沫のような打ちが多様されるなど表題的な技巧が多い。また基本の調子は本調子(壱越調)であるが、部分的に曙調子(黄鐘調)になる部分があり、寄せる波と引く波のように対比されているなど、作者の創意工夫を感じれる曲。
※参考音源 琴古流 波間鈴慕(提供:木村氏 使用管:8寸四郎管)
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