楽曲解説 -ハ行-
邦楽の様々な楽曲の由来や解説などを知り、より演奏を楽しむ為の考察です。
春霞(ハルガスミ)
都山(トザン)流の本曲。2部および3部合奏の曲。1915年に初代中尾都山(ナカオトザン)の高弟の一人、金森高山(カナモリコウザン)によって作曲された。
西洋音楽の影響を受けた作品で、1部に対して2部や3部が輪唱のように数拍子遅れで演奏しだすなど実験的な面も多く、なかなか楽譜上では複雑な構造になっている。
春霞とは、春の季語の一つで、冬から春にかけて遠くの景色がぼんやりと霞む現象のこと。寒暖差によって大気中の水分が霧化するなどの現象の他、最近では黄砂などの影響も多い。春霞といえば美しく聞こえるが、PM2.5と言われると何とも嫌な気分になる。
その他のハ行の楽曲
萩の露 初瀬追分 鉢返し 八段の調 初鶯 初春 初音 初音の曲 花の縁 花の雲 浜千鳥 春重ね 春霞 春風 春の曙 春の曲 春の海 春の声 春の契 春の光 春の夜 盤渉調 鑁字 ひぐらし 七福神 雲雀の曲 一二三調 比女祭 比翼の蝶 風林 笛吹童子 菜蕗 富士太鼓 藤戸 布袋軒伝三谷 布袋軒伝鶴之巣籠 布袋軒鈴慕 舟の夢 冬の曲 平和の山河 本調べ 本手調子 鳳叫虚空 鳳叫三谷 鳳将雛 鳳鐸 ホーハイ節 蓬莱 蓬莱(長唄) 星と花 ほととぎす 時鳥の曲