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楽曲解説 -タ行-

 邦楽の様々な楽曲の由来や解説などを知り、より演奏を楽しむ為の考察です。

竜の宮姫(タツノミヤヒメ)

 地歌筝曲、明治新曲。大阪の楯山登(タテヤマノボル)が作曲、作詞は弾琴緒。古事記、山幸彦(ヤマサチヒコ)と海幸彦(ウミサチヒコ)の神話に登場する女神・豊玉姫神(トヨタマヒメ)の話と御伽噺・浦島太郎の内容を歌詞としたもので、曲としては明るいもの。竜の宮姫は、豊玉姫神のことを差すと同時に竜宮に住む姫=乙姫を差している。古事記の物語は、御伽噺・浦島太郎のもとともいえる説話の一つ。
 調子は、特殊な宮姫調子。宮姫調子は、平調子より四六九斗を半音上げ、一二を1音半下げ、七為を半音下げもの。

海神(わだつみ)の 竜の宮居の 宮姫に
御あいましけん ほほで見の
神はみことは 三歳(みどし)まで
住み給いしに 日の本の
もとつ御国に 帰らんと
申し給えば 宮姫は
別れ惜しみて 我が身には
君が御種を 宿ししを
如何にかはせん
父のみの 父のみことの 国にして
皇子を生まんと 浪寄(よ)する
渚に来まし 仮初めに
産屋を作り 鵜がやだに
葺きあえぬまに 生まれしし
神の御子こそ 大八州
秋津島原を 敷きませる
我が大君の 遠い親なれ

歌川国芳画 浦島太郎、尺八修理工房幻海 
画像は、歌川国芳画の浦島太郎(Wikipediaより)

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