楽曲解説 -タ行-
邦楽の様々な楽曲の由来や解説などを知り、より演奏を楽しむ為の考察です。
鶴の声(ツルノコエ)
地歌筝曲、祝儀物。作曲は玉岡検校(タマオカケンギョウ)、作詞者は不明。雨宿りに立ち寄った軒先で甘い口説の一声に、行く末永く付き合おうと誓い合うといった内容。
軒の雨
立ち寄る陰(かげ)は 難波津や
芦吹く宿の しめやかに
語り明かせし 可愛とは
うそか誠か その言の葉に
鶴の一声 幾千代までも
末は互いの 供白髪(ともしらが)
玉岡検校=関名は玉岡菊ノ一。1730年頃~1800年頃
上方で18世紀後半ごろに活躍した作曲家・三味線奏者。
その他のタ行の楽曲
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