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楽曲解説 -ア行-

 邦楽の様々な楽曲の由来や解説などを知り、より演奏を楽しむ為の考察です。

祖谷の粉挽唄(イヤノコヒキウタ)

 徳島県三好市西祖谷山村に伝わる民謡。非常に物悲しい雰囲気が漂う。粉挽き唄とは、石臼でソバや米、麦などを挽くときに唄った歌のこと。
 祖谷川にかかる「かずら橋」は、サルナシ(シラクチカズラ、小さなキュウイフルーツのような実をつける蔓性の植物)と呼ばれる天然の蔓を用いて作られている生きている橋で、村の生活道として利用されていたという。その由来は、弘法大師が困っている村人の為に念仏を唱えて作ったとも、平家の落ち武者が住む隠れ里として追手が来た際にはすぐに橋を落とせるように植物で作っていた、とも云われている。昔は、いくつも掛かっていたらしいが、現在は西祖谷山村にある「祖谷のかずら橋」と東祖谷の「奥祖谷二重かずら橋」が残るのみである。

祖谷のかずら橋や 蜘蛛の巣の如く
風も吹かんのに ゆらゆらと
吹かんのに 吹かんのに 風も
風も吹かんのに ゆらゆらと

都 思えば 月さえくもる
飛んで行きたや あの空へ
行きたや 行きたや 飛んで
飛んで行きたや あの空へ

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