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楽曲解説 -サ行-

 邦楽の様々な楽曲の由来や解説などを知り、より演奏を楽しむ為の考察です。

佐渡おけさ(サドオケサ)/
相川おけさ(アイカワオケ)/
小木おけさ(オギオケサ)

 新潟県の佐渡島に伝わる民謡。おけさ節の一種。
 もともとは九州の牛深港(現 熊本県天草市)で流行していたハイヤ節が、北前船の貿易路の関係で佐渡島の小木港に伝わり、当地の遊女などによって酒席で唄われるようになり、広まったという。その後、昭和期に入ってレコード化するにあたり名称を「佐渡おけさ」と変え、全国へ知られるようになった。かなりご当地化したらしく、現在では原曲である牛深のハイヤ節と曲調や歌詞などかなり異なる。

ハァー 佐渡へ
(ハ アリャサ)
佐渡へと 草木もなびくヨ
(ハ アリャ アリャ アリャサ)
佐渡は居よいか 住みよいか
(ハ アリャサー サーサ)

ハァー 来いと
(ハ アリャサ)
言うとて 行かりょか 佐渡へヨ
(ハ アリャ アリャ アリャサ)
佐渡は四十九里 波の上
(ハ アリャサー サーサ)

ハァー 雪の
(ハ アリャサ)
新潟吹雪に 暮れてヨ
(ハ アリャ アリャ アリャサ)
佐渡は寝たかよ 灯が見えぬ
(ハ アリャサー サーサ)

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