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楽曲解説 -サ行-

 邦楽の様々な楽曲の由来や解説などを知り、より演奏を楽しむ為の考察です。

沢内甚句(サワウチジンク)

 岩手県の民謡で甚句の一つ。現在の岩手県和賀郡西和賀町沢内地区で唄われていた民謡で、原曲は南部地域で唄われていた「ナニャトヤラ」。もとは酒盛りの際に、太鼓や手拍子のみで唄われるものであったが、大正~昭和頃から三味線などの囃子が入り、座敷唄として唄われるようになった。
 歌詞の内容は、飢饉の際に盛岡藩に年貢米の減免を願う代わりに同地域の庄屋の娘を差し出したという話をもとにしているという。
 甚句とは、日本に伝わる民謡の形式の一つで、「7・7・7・5」あるいは「5・7・7・7・5」で繰り返される詩の形をとったもののことをいう。

沢内三千石 お米の出どこ
(ハイハイトー キターサッ)
つけて納めた コリャ お蔵米
(ハイハイトー キターサッ)

大志田 歯朶の中 貝沢野中
(ハイハイトー キターサッ)
まして大木原 コリャ 岳の下
(ハイハイトー キターサッ)

沢内三千石 ところの習い
(ハイハイトー キターサッ)
姉が妹の コリャ 仲人する
(ハイハイトー キターサッ)

月の夜でさえ 送られました
(ハイハイトー キターサッ)
一人帰さりょか コリャ この闇に
(ハイハイトー キターサッ)

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