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楽曲解説 -サ行-

 邦楽の様々な楽曲の由来や解説などを知り、より演奏を楽しむ為の考察です。

鈴鹿馬子唄(スズカマゴウタ)

 三重県鈴鹿周辺に伝わる民謡。馬子唄の一種。
 東海道の中でも箱根峠につぐ難所と呼ばれる鈴鹿峠の馬子たちが唄っていたという。また、東海道関宿に伝承される仇討列女の関の小万の話も唄いこまれている(ただし、多くは近松門左衛門作の浄瑠璃「丹波与作待夜の小室節」に登場する飯炊き女の小万になっている)。

(ハイーハイ)
坂は照る照る
鈴鹿は曇る (ハイーハイ)
あいの土山雨が降る (ハイーハイ)

(ハイーハイ)
馬がもの言うた
鈴鹿の坂で(ハイーハイ)
お参宮上﨟(おさん女郎)なら(ハイーハイ)
エー乗しょと言うた(ハイーハイ)

(ハイーハイ)
与作思えば
照る日も曇る (ハイーハイ)
関の小万の涙雨 (ハイーハイ)

(ハイーハイ)
関の小万が
亀山通い(ハイーハイ)
月に雪駄が二十五足 (ハイーハイ)

(ハイーハイ)
昔恋しい
鈴鹿を越えりゃ(ハイーハイ)
関の小万の(ハイーハイ)
エー声がする(ハイーハイ)

関の小万:
 昔、九州の久留米藩の剣術指南役に牧藤左衛門というものがいた。ある時、同輩の小野元成(のち小林軍太夫に改名)の恨みを買い、刺殺されてしまう。その小野はすぐさま藩を出奔してしまった。
 それを聞いた牧の妻は、身重の体でありながら、夫の無念を晴らすために仇討の旅に出る。風の噂で小野が小林軍太夫と名前を変えて、亀山藩に仕えたことを知り旅を急ぐ。亀山の手前、東海道の関宿にたどり着いたものの旅籠・山田屋で出産を迎え、一人の女児を授かる。が、牧の妻は旅の疲れがたたり、そのまま帰らぬ人となってしまう。
 牧の妻から事情を聞いていた宿の主人は、女児・小万に両親の仇をとらせてやろうと、育ててやることに。成長した小万にワケを話た山田家の主人は、女ながらに亀山藩の剣術指南の道場に通わせ、また亀山で敵の動静を探る。道場に通いだして3年、ついには亀山城下の辻で敵の小林軍太夫を討ち取るに至る。

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