楽曲解説 -カ行-
邦楽の様々な楽曲の由来や解説などを知り、より演奏を楽しむ為の考察です。
供養之御曲(クヨウノオンキョク)/
供養曲(クヨウノキョク)
尺八古典本曲。明暗真法流と博多一朝軒伝の本曲。
明暗真法流(メイアンシンポウ)に伝わった曲は、慈覚大師(円仁)の作といわれている。秘曲であり、宗教的特色の強い曲である。冠に神仏をつけ「神仏 供養之御曲」という供養の為の曲。慈覚大師作の曲はもう一つ、恭敬之御曲というものもある。
また、博多一朝軒伝にも供養曲があり、こちらは盤渉と太乙という二曲を一遍に通して吹いた時の特別な名称で、九州地方では葬式などによく吹かれたという。
供養とは死者の霊に供え物などをして冥福を祈ることをいう。
その他のカ行の楽曲
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